MT4で日経平均の新値足チャートを分析する


ここまでで紹介してきた指標は、株価グラフを毎日作図するものでした。 それに対し、価格が大きく変動したときだけチャートを継ぎ足していくグラフの種類もあります。 その一つとして日経平均の新値足チャートを解説します。 MT4の新値足は、終値が直近の最高値(最安値)を更新したときだけ、新たに線を追加していくというものです。



ただし、株価のトレンドが転換するときには、直近3本分の値幅以上に株価が動いた時点で線を書き込みます。 移動平均線など、毎日チャートに表示していく指標は、総称して時系列型と呼びます。 一方、MT4の日経平均の新値足は価格の変動によってグラフが変化しますが、そのような罫線を非時系列型といいます。




新値足の見方は非常に分かりやすく、陽線のときは買いスタンス、陰線に変わったら売り(空売り)とします。 使い方も簡単で、MT4の設定を開いて、分析の種類一覧から該当の欄をクリックするだけです。 陽線に転換するのは、直近3本分の陰線の最高値を更新したときですので、その時点が買いのポイントです。 このテクニカル指標は、相場がある程度逆方向に動かないと、陽線から陰線に転換しません。

そのため、売買シグナルがどうしても遅めに出てしまうことになります。 特に、株価が急騰または暴落してから反転すると、陽線3本分の値幅がかなり大きくなりますので、反転のタイミングが一段とずれてしまいます。 また、一時的な押し目やリバウンドがあると、そこがテクニカルのダマシになってしまうこともよくあります。 直近3本の高値又は安値を抜いたら線の向きを変える新値足のことを、3本抜き新値足を呼びます。

この本数をより多くすると、ダマシを減らすことができます。 ただし、最適な売買シグナルといえるかといえば難しいです。 陽線になって買った後、陰線になるまで待たずに、陽線が何本か出た時点で売るという方法も考えられます。 株式市場のトレンドやファンダメンタルズ分析、他のシグナルも見ながら総合的に判断することが必要です。



カギ足は、折れ線で株価の大まかな動きを表し、流れをつかむ際に役立つものです。 これも非時系列型の指標の一種です。 このシグナルも同じく、価格が一定の値幅動いたときだけ線を追加していくものです。 カギ足は日足や週足から描くことが多いのですが、場合によっては線を引かない期間も出現しますので、日足で分析した方が良いです。

買いのシグナルの見方は、直近の高値を上抜いたときに強気の投資スタンスをとります。 画像にあるような形を一段抜きと呼びます。 また、最も最近の高値のことを、肩といいます。 基本的なローソク足と同じように、ダブルトップやトリプルボトムの形成もします。