株の保ち合いとペンタゴンチャート


株の保ち合いのパターンには、上下のトレンドラインが平行になるものと、徐々に収束していくものがあります。 まずは平行になる場合を紹介しましょう。 このタイプにはボックス型とフラッグ型があります。 ボックス型は上下のラインが水平になっているもので、フラッグ型は上下どちらかに傾いているものです。 これらのローソク足の組み合わせが示現した後には、保ち合いに入る前と同じ方向に株価が動く確率が高いとされています。



上昇フラッグ型なら、抜けるときも上昇することが多いわけです。 また、上下の線が平行にならずに、徐々に収束していくパターンもあります。 このタイプには、三角形型、ウェッジ型、ペナント型があります。 三角形型は、片方のトレンドラインが水平で、もう片方が徐々に迫ってきて収束する形です。 ウェッジ型は、上下の線が同じ方向に進みながらローソク足の推移が狭まる形です。




ペナント型は、上の線が下がり、下の線が上がって収束します。 ペンタゴンチャートは、黄金比という考え方に基いています。 そこでまず株の黄金比について解説します。 黄金比は数値で表すと1:0.618です。 黄金比はフィボナッチ数列という数の並びと関係しています。 ペンタゴンチャートは、株価の推移もこの比率に沿って動くという理論に基いています。

ペンタゴンとは五角形のことですが、このチャートは株価グラフの中に正五角形とその対角線を描いて作ります。 正五角形の中には上記の比率があちこちにあります。 例えば、辺と対角線の長さの比率です。 そのため、正五角形をテクニカル指標として表示すると比率を視覚的に把握しやすいのです。 ペンタゴンチャートがうまく機能すると、株価が対角線に沿って動いたり、対角線の交点のあたりを通ったりします。

それでは実際に作り方をご説明します。 まず、一つ目の五角形の頂点は、価格が節目を迎えた点にします。 例えば、底をうった水準や天井の高値です。 そして、次の節目までの価格が対角線に沿い、かつ次の高値か安値が反対側にくるように、辺の大きさを変えたり、縦横の長さを調整します。 紙に印刷された罫線ではチャートの縦横の長さを自由に変えるのは難しいので、パソコンの画面にリアルタイムチャートを表示して、決定するとよいでしょう。



後は、株価の推移が自動で反映されるので、ローソク足が五角形の外に出るたびに、辺を継ぎ足していきます。 ただし、ペンタゴンチャートは上か下、右のいずれかに継ぎ足さなければなりません。 作図ははっきり言って難しいです。 RSIや一目均衡表などのテクニカル指標なら自動で更新されますが、この指標は自分で考えて株価予想しなければなりません。

起点をいつにし、大きさをどのくらいにすればよいのかなど、手探りで決めなければ作図できません。 最近では、ネット証券の有料情報サービスに、パソコンの画面上で作図する機能が追加されていますので、利用することをオススメします。 マネックス証券のマーケットウォーカーや松井証券のディーリングブラウザ、カブドットコム証券のスーパーチャートなどはこの機能があります。