過去の株価データからローソク足を作る


ローソク足では、始値・終値・安値・高値の4つの株価ポイントを使ってチャートを作っていきます。 始値と終値は四角で表し、この部分のことを実体と呼びます。 図の左のように、始値より終値が高い場合は、白抜きの四角で始値と終値を表し、陽線と呼びます。 一方、逆の場合は黒く塗りつぶした四角で表し、陰線といいます。



また、四角の上下には高値と安値の線が出ますが、これをヒゲといいます。 高値は上ヒゲ、安値を下ヒゲといい、それぞれ売り圧力と買い意欲を表します。 このようにして、日々の株価データからローソク足チャートを作ります。 そして、日付の古い順に左から右へと並べていくと、株価チャートが完成します。




図のように、毎日の株価を元にして描いた株価チャートのことを日足と呼びます。 この他、週単位で作る週足や、月単位で作成する月足もあります。 日足では日単位の価格の変動を調べることができます。 どちらかと言えば、短期売買をする場合に向いています。 一方の週足は週単位の変動を示しますので、中期売買に向いています。

なお、週足では始値はその週の最初の日の価格で、終値は金曜日の最後についた価格です。 ネット証券によって売買手数料が大幅に安くなったことから、個人でもデイトレードを行う人が増加しました。 その場合、1日の中での株価の動きを見て、エントリーのタイミングを判断することが必要になります。 ティック、1分足、5分足といった期間の短い株価の区切りを表したチャートが重要です。

ティックは約定するたびにローソク足を書き足していくものです。 売買が多い時間帯では株価変動が多くなることになるため、横軸は時間との関係が薄くなります。 陽線は、始値より終値が上がったことを意味します。 値動きのパターンが過去の高値付近まで推移して、その後、大陰線が出たら上昇する力がなくなってきたと考えられるため、空売りのチャンスと判断します。



陽の丸坊主は大陽線の一種で、始値から終値まで株価が値下がりせずにぐんぐん上昇して、高値で引けたことを意味します。 業績の上方修正や株式分割など何らかの好材料が出て暴騰するときに陽の丸坊主が示現する確率が上昇します。 逆に陰の丸坊主が出たら、業績の悪化や不祥事の発覚などの悪いニュースなど悪材料が市場に流れた可能性が高いです。

株式市場では、価格形成に影響を与えるような大きなニュースは、大引け後に発表されます。 そのため、好材料のニュースが発表された翌日の寄り付き時点で買いが集中します。 この2日間のローソク足を描くと、株価が暴騰したために、2本の間に隙間ができます。 この隙間のことを窓と呼びます。 また、英語でギャップということもあります。 値段が急落して窓が発生することもあります。