サイコロジカルラインの見方と計算方法


サイコロジカルラインは、人間の投資家心理に着目したテクニカル指標です。 とはいっても、見方と計算方法はシンプルです。 株価が何日も続いて上昇すると、「そろそろ上昇が止まるのではないか」と考える人が増えてきて、実際に上昇モメンタムが止まることが多くなります。 逆に、下落が何日も続いた後は、一時的にしても、上昇に転じることが多くなります。



このように、価格が何日も上昇を続けることは少ないものです。 そこで、ある期間のうち、株価が上昇した日数の割合を求めて、それで売買タイミングを判断するという手法が開発されました。 これがサイコロジカルラインです。 サイコロジカルとは心理的という意味ですが、市場に向かう人の心理を数値化したことから、この名前がついています。 計算方法は以下の通りです。




計算の対象期間は12日(週)にするのが一般的ですが、MT4では様々な任意の期間を設定できます。 対象期間の上昇日の日数÷対象期間の日数×100(%)・・・これが計算式です。 例えば、12日中9日値段が上昇した場合は、値は75%となります。 上昇トレンドのときは、下落日数よりも上昇日数の方が多いため、値は50%を超える日が多くなります。

サイコロジカルラインの見方としては、値が83.3%以上なら、それ以上上昇が続く可能性は低いので、空売りのタイミングと判断します。 逆に押し目買いの場合は、16.7%以下ならチャンスと考えます。 このテクニカル指標のシグナルを見ていると、特に日足ではダマシが多いことが分かります。

他のオシレーター系指標では、株価の天井や底に近い位置で反転することがよくありますが、サイコロジカルラインでは必ずしもそうではないようです。 また、新興市場の銘柄のように、売り買いが一方向に動きやすい銘柄のケースだと、12日連続下落ということもよくあります。 日経平均株価やNYダウなど指標に限って適用したほうがよいかもしれません。



%Rオシレータは、ある期間内の最高値と最安値の間で、現在の株価がどのあたりの水準に位置しているかを表す指標です。 %Rは、価格の上昇が続く間は、0%から50%の間で振動しやすくなります。 一方、下落トレンドのときは、50%から100%付近に張り付いて振動することが多くなります。

ストキャスティクスは、%K・%D・SLOW%Dの3種類の指標があり、それらを組み合わせて株の買い時を判断するところが、他のオシレーター系指標と異なる点です。 証券会社によっては、逆指値などの自動売買の機能が用意されているところがあります。 株価の推移というのはオーバーシュートしやすいので、買い時の判断には乖離率を使うことにします。